栄養学部・菅ゼミナールの学生と大戸屋監修特別メニューを共同開発
産学連携企画として、関東学院大学(金沢八景キャンパス、神奈川県横浜市)で販売する「アスリートの心も満たす大戸屋コラボ学食メニュー」を監修しました。
【大戸屋×関東学院大学】学食メニュー開発プロジェクト~販売までの経緯~
本企画は、地域社会に貢献できる人材や即戦力として活躍できる人材を育成することを目的として、2024年5月のオリエンテーションからスタートしました。
関東学院大学栄養学部・菅ゼミナールの学生15名が参加。オリエンテーションでは、
大戸屋の担当者から「大戸屋ごはん処」のブランドコンセプトや本企画についての説明があり、
続いて商品の方向性についてグループディスカッションが実施されました。
その後、学生たちは大戸屋の店舗で食事体験を行い、商品企画を考案しました。
6月下旬に行われた企画プレゼンでは、メニュー内容に対する大戸屋開発担当者からのフィードバックを基に、企画の再考が行われ、
価格設定や販売方法についても議論が交わされました。
約5か月間の開発期間を経て、今年の10月に行われた最終試食会で、4商品の販売が決定しました。
販売メニュー
大戸屋のブランドコンセプトである「健康的で美味しい食事」に基づき、栄養バランスの良いメニューが考案されました。
大戸屋の人気メニュー「黒酢あん」を取り入れるなど、栄養学部ならではのアスリートへの配慮が反映されたメニューとなっています。
本プロジェクトで開発されたメニューは以下4商品です。
● 鶏肉のトマト煮定食
● 白身魚と野菜の黒酢あん&鶏の唐揚げ定食
● レンコン煮込みハンバーグ&豚の生姜焼き定食
● ささみの黒酢南蛮定食
学内で食堂を運営する(株)関学サービスの全面協力のもと、10月25日(金)、28日(月)~30日(水)の4日間、横浜・金沢八景キャンパスの学食で学生考案メニューが提供されました。
各メニューには「野菜がたくさん摂れる」「栄養バランスが良い」「疲労回復をサポートする」などのポイントが盛り込まれており、
アスリートの学生たちからも「高タンパクで食べ応えがある」と好評で、特別メニューはどれも連日販売開始すぐに完売になるほどの人気でした。
関東学院大学栄養学部 菅ゼミナールの紹介・学生からのコメント
<関東学院大学栄養学部・菅ゼミナール>
菅ゼミでは、幅広く健康づくりについて考えるために数多くの活動を行っています。
健康関連の論文を読んだり、自治体の取り組みについて調べたりするだけでなく、
学園祭でゼミ生考案ヘルシーメニューを販売することもあります。
また、身体活動機会を探るために鎌倉や三浦にウォーキングに行く活動もしており、楽しみながら健康について学んでいます。
<学生からのコメント>
「レンコン煮込みハンバーグ&豚の生姜焼き定食」チーム/4年生 桐生さん
今回、卒業研究の一環として、運動部学生向けの学食メニューを開発しました。
運動部学生へのアンケートやヒアリングで得た意見をもとに、高エネルギー・高タンパクの食材を使用し、
主菜を2種類載せた合い盛り定食にすることでボリューム感のあるメニューを完成させました。
提供当日は、学生のみならず教職員や一般のお客様にも来店いただき、
メニュー開発に携わった私たちにとっても、とても嬉しくやりがいのある卒業研究となりました。
<学生からのコメント>
「白身魚と野菜の黒酢あん&鶏の唐揚げ定食」チーム/3年生 川崎さん
私たちのチームは、アスリート向け学食として脂質を抑えつつ美味しさと大戸屋らしさを意識した定食を考案しました。
大戸屋さんと話し合いながら、改善策を考えて試作を3回繰り返し、完成させました。
チーム全員が意欲的に取り組み、「自分たちのメニューが一番売れる」という自信もありました。
実際に学食で販売されると、食べられなかった人が出るほどの人気で、完売の報告を聞いたときはとても嬉しかったです。
この活動を通して、企業の動きや社会の仕組みについても学べた貴重な経験となりました。